1385.【エッセイ】『心に文豪たちを』
2025/04/30
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『心に文豪たちを』
ここ数ヶ月YouTubeにいろいろとアップロードし続けた往年の名作文学の朗読の活動を、今月いっぱいで一段落したいと思う。
これからは、英語学習に役立つことをいろいろと朗読していきたい所存だ。だが文学作品の朗読も、気が向いたら時々やることだろう。
昨年の9月から7ヶ月ほどコツコツと毎日いろいろと朗読をアップロードしてきたわけだが・・・。
おかげで太宰治、芥川龍之介、夏目漱石、宮沢賢治、新美南吉、小川未明、他にも様々な作家の文章を好きになることができた。
この朗読の活動を始めるまでは、あまり文学作品を読む人間ではなかった。つまり文豪たちの名前を知ってはいても、どのような文章を書いているのかをほとんど知らなかった。子どもの頃に国語の授業でいろいろと呼んだ筈だが・・・、当時はそれほど興味を持てなかった。
だが、今は違った。YouTubeの活動のためとはいえ様々な文学作品を声を出して一字一句間違わないよう心がけて丁寧に読んでいると、ほんの少しは文学作品の楽しみ方が理解できるようになってきたと思う。
こうやって書く文章の文体も、様々な文学作品の影響を受けたものがあるに違いない。それは私が意識できるものから、無意識に影響を受けてしまっている文体もあることであろう。
文章は、それぞれの人たちが考えたことの結晶だ。私が朗読してきた様々な文豪たちの文学作品も、本人は既にこの世を去っているものの現在も生き続けている。
私が様々な文学作品を読んだことにより、私の心の中にも文豪たちが微かに存在しているのでは、と感じるようになった。
彼らには遠く及ばないことを自覚しながらも、私がこうやって書いている文章も誰かの心に届いているのであれば、それは幸いである。
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お読みいただき、ありがとうございました。
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