1517.【令和7年大相撲7月場所感想】名古屋場所は平幕力士が優勝争いをする展開となり、琴勝峰関が見事に初優勝を成し遂げましたね。おめでとうございます!今場所も皆さま、ありがとうございました!
2025/07/27
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名古屋場所が本日で千秋楽となりましたね。
一相撲ファンの私は、もちろん今場所も様々な一番を楽しませていただきました!
これから、個人的感想を述べていきます。
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①平幕・琴勝峰関が初めての幕内最高優勝!
今場所は役力士たちが思うような調子を出せず、平幕力士たちが活躍して優勝争いをする展開となりました。
千秋楽の時点で優勝の可能性が残されていたのは2敗の琴勝峰関、3敗の安青錦関・草野関の3人でした。
そしてこの千秋楽に2敗の琴勝峰関と3敗の安青錦関の直接対決が組まれて琴勝峰関が見事に勝利して初めての賜杯を手にすることとなりました。
琴勝峰関、おめでとうございます!入門から間もなくして早くも幕内で優勝争いを繰り広げた安青錦関と草野関もお見事でした。
琴勝峰関の実弟は、同じ佐渡ヶ嶽部屋の幕内・琴栄峰関です。優勝直後のパレードの旗手は琴栄峰関が務めると思っておりましたが、同じ部屋の大関・琴櫻関が務めましたね。8勝7敗の大関としては厳しい成績で終える場所が続く琴櫻関。来場所はパレードの席が逆になる、すなわち一つ上の番付に近づくことを期待してしまいますね。
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②40歳の「鉄人」玉鷲関が最年長での三賞受賞!
三賞は優勝した琴勝峰関が殊勲賞・敢闘賞のダブル受賞で、優勝争いを繰り広げた草野関も敢闘賞・技能賞のダブル受賞。そして同じく優勝争いをした安青錦関も技能賞を受賞しました。
先日の優勝予想でも名前を挙げた新入幕の藤ノ川関も10勝して敢闘賞を受賞しましたね。それぞれおめでとうございます!
そして特筆すべきは、現在40歳、今年には41歳となる大ベテランの玉鷲関が殊勲賞を受賞したことですね。年齢による衰えを全く考えさせない大活躍です。千秋楽も勝利して11勝4敗の好成績で今場所を終えました。
玉鷲関は今場所、新横綱の大の里関を撃破して昭和以降では最年長での金星獲得をしたことなどが評価され今回の殊勲賞受賞となったそうです。三賞受賞も最年長です。来場所以降も、玉鷲関による様々な前人未到の記録を期待してしまいますね。
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③伸び悩んだ役力士たち
今場所は平幕による優勝争いとなり、役力士たちが思うような活躍ができませんでした。
横綱・豊昇龍関は途中休場してしまい、新横綱の大の里関も本調子が出せずに11勝4敗で今場所を終えました。11勝は悪くない成績なのですが、これまでの大の里関を快進撃を見ていると今場所は苦戦したことがうかがえます。
大関の琴櫻関も8勝7敗となり、今年に入ってからは大関としては苦しい場所が続いております。
関脇・霧島関は前半戦は調子よく、優勝争いに絡んでくると思っておりましたが後半に失速してしまいまさかの8勝7敗でしたね。今場所に好成績で大関復帰が近づくと思っていただけに残念ですが、来場所以降の活躍に期待いたします!
新小結の欧勝馬関は3勝12敗となってしまいました。三役の大変さを認識させられる成績です。
一方、今場所で久しぶりの関脇復帰となった若隆景関は前半に苦しい展開でしたが後半にペースを取り戻して10勝5敗の好成績で、来場所は大関を目指す場所となりましたね!
そして先場所は6勝9敗ながらも異例の小結残留となった髙安関も10勝5敗!これからも二桁勝利が続けば最年長での大関昇進(復帰)が見えてきますね。
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④十両では三田関が優勝!
十両を見てみると、三田関が11勝4敗で十両優勝となりました。おめでとうございます!
三田関と同じ二子山部屋所属で幼馴染の十両・生田目関が膝の手術のために休場し、復帰には数場所かかるそうですから、生田目関の分も頑張ろうと思っているだろうと思い、場所前日の優勝予想でも名前を挙げていましたが、本当に優勝しましたね。
昨年秋場所に幕下最下位格付出でデビューしたばかりの三田関はまだ髷を結えません。そういえば先場所・先々場所の草野関も十両優勝しましたが、髷を結っていませんでしたね。あっという間に横綱になった大の里関も、まだ髷を結っていなかった時がそれほど前ではありません。ざんばら髪の力士が活躍すると、新たな時代の到来を感じますね。
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⑤幕下上位では高砂部屋の3人の力士が好成績!
幕下上位を見てみると、高砂部屋の力士たちの活躍が目立ちましたね。
幕下優勝したのは高砂部屋の東幕下3枚目・朝白龍。そして東幕下2枚目・石崎(朝紅龍関の実弟)が6勝1敗、西幕下筆頭で大関経験者の朝乃山が5勝2敗とそれぞれが好成績となり同じ高砂部屋から3人同時の関取昇進(朝乃山は関取復帰)の可能性が高まりました。
石崎も実兄の朝紅龍関のように、「朝◯龍」という四股名が与えられるのでしょうか。それも楽しみですね。
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他にも様々なことを述べることができるほど盛り上がりを見せた今年の名古屋場所ですが、これくらいにしておきます。
本場所中は毎日がワクワクしてしまうのは、相撲ファンなら共感していただけると思います。
そして早くも来場所が楽しみになってしまうのも、相撲ファンですね。
今回の名古屋場所に関わった皆さま、ありがとうございました。次回の秋場所もよろしくお願いいたします!
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