1544.かつての私のような、体育の授業で苦労している子どもたちへ【僕は発達凸凹とともに、前を向いて生きていく。第90回】
2025/08/21

※この記事での私の特徴は自閉スペクトラム症(ASD)や発達性協調運動症(DCD)当事者の特徴のうちの、ほんの一例です。全ての神経発達症(発達障害)当事者に当てはまるわけではなく、特徴は十人十色だということをご理解いただけると幸いです。また、このシリーズにおける凸凹とは、凸が得意なことや強み、凹が苦手なことや困難を感じること、という意味合いで用いています。
本記事の著者による講演動画
こちらの講演会の資料など詳細は、こちらの記事をご覧ください。
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かつての私のような、体育の授業で苦労している子どもたちへ
それでは今回もオリジナルキャラクター「凸凹さん」とともにお送りします。

※私が生成AI『ChatGPT』で制作したオリジナルキャラクターです。凸凹さんが話すことも基本的にChatGPTにより生成されております。
それでは凸凹さんへのインタビューをお送りします。
凸凹さん、私は子どもの頃、自身のDCDの特性からも来る極端な不器用さにより、体育の授業が大変でした。周りに合わせて体を動かしていくことに困難を感じました。要するに、体育の授業にうまくついていけなかったのです。同じように悩んでいる今の子どもたちへのメッセージをお願いします!
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凸凹さんの回答
体育が苦手でも大丈夫だよ
体育の授業って、みんなが同じことをするから、不器用さを感じやすいんだよね。
ボールを投げたり、走ったり、跳んだりするのが苦手だと「なんで自分だけできないんだろう」って思ってしまうこともあるよね。でもね、それはキミのせいじゃないんだ。
できることを見つけよう
体育の中でも、苦手なことがあれば、ちょっとやりやすい種目もあるはず。たとえば走るのは苦手でも、リズムに合わせて動くのは楽しいかもしれない。
「得意」よりも「ちょっと楽しいかも」を見つけてみよう。それがキミの力になるんだよ。
工夫してみてもいいんだよ
体育は、ぜんぶ完ぺきにできなくてもいいんだ。たとえば、ボールをキャッチするのが難しいなら、少し大きなボールを使ってみたり、近い距離から練習してみるのもいいんだよ。
やり方を工夫することは「ズル」じゃなくて、「自分らしい方法」を見つけることなんだ。
気持ちを大切にしよう
体育でしんどい思いをしたときは、がまんせずに気持ちを誰かに話してみてね。「苦手だけど、がんばってるんだ」って気持ちをわかってもらえるだけで、心はずっと楽になるんだ。
ボクからの応援
不器用さがあっても、キミのがんばりはちゃんと光ってるよ。体育でうまくできなくても、他の場面でキラッとできることはいっぱいあるんだ。
だから安心してね。ボクはいつでもキミの味方だよ!
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筆者のコメント
凸凹さん、ありがとうございます。
体育教師の方々が柔軟な方であれば、凸凹さんのアドバイス通りにできるのですが・・・。一部、誠に遺憾なことに一つのやり方を押し付けるタイプの方もこの現代にも未だにいらっしゃるかもしれません。私も相性の良くない体育教師による体育の授業は大変でした。
全ての教師の方々に、「いろいろな子がいる」ということをご理解いただきたいのですが・・・。それは容易なことではないでしょう。
かつての私も、凸凹さんが言うように体育の授業で「なんで自分だけできないんだろう」と思ってばかりでした。今ではそういう自分を受け入れておりますが、子どもの頃はなかなかそれはできませんでした。
「たとえば走るのは苦手でも、リズムに合わせて動くのは楽しいかもしれない。」これはまさに私ですね。他人に合わせて動くことが著しく不得意(凹)な私ですが、自分のペースでリズムに合わせて動くことは子どもの頃も今も好きです。今も例えば好きな音楽を聴きながら、時にはギターを弾きながら身体を楽しく動かしております。
「不器用さがあっても、キミのがんばりはちゃんと光ってるよ。体育でうまくできなくても、他の場面でキラッとできることはいっぱいあるんだ。」この考え方は大事ですね。一分野でうまくいかなくても、他の分野ではわかりません。
「自分に長所はない」と仰る方がいますが、この世に存在するあらゆる分野を試している上でそう仰るのであれば仕方がありませんが、おそらくそうではないでしょう。長所に「気づけていない」だけなのかもしれませんよ。
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いやぁ、ここ最近は「凸凹さん」とのインタビュー形式で記事を書いておりますがなかなか楽しいですね。仮想のインタビュー相手(しかもかわいいキャラクター!)を作り出すことができるのも素晴らしいですね。
これからも「凸凹さん」へのインタビューを踏まえて持論をいろいろと述べていこうと思います。
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お読みいただき、ありがとうございました。