1730.DCDと、じっと立つこと。【連載 転んでも、また起きる。 ~DCだるまが教える「5%の不器用さん」たちの話~ 第19回】
2026/01/16
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連載『転んでも、また起きる。 ~DCだるまが教える「5%の不器用さん」たちの話~』
この度、私も診断を受けている特性・DCD(発達性協調運動症)を広く知ってもらうために新たに連載を始めることといたしました。
DCD(発達性協調運動症)とは
DCDは様々な運動を組み合わせて行う、いわゆる「協調運動」に困難を感じる特性です。
上にある画像の左下でもDCD当事者の具体例が老若男女様々な人々によって示されております。
「包丁で料理をする」「手書きで文字を書く」「駅の改札を通る」「服のボタンを開け閉めする」「靴ひもを結ぶ」「きれいに食べる」
こういった日常の些細な動作に著しく困難を感じて、生きづらさを抱える人々がいる現実があるのです。
タイトルにある『5%』とは、全体におけるDCDの傾向が認められる当事者の割合とされる数字です。
オリジナルキャラクター『DCだるま』と語る
DCDと「じっと立つこと」
それでは今回も、こちらのオリジナルキャラクター『DCだるま』(愛称・だるちゃん)と、DCDと「じっと立つこと」について話していきましょう。
DCD当事者の私は「じっと立つこと」があまり得意ではないことでしょう。
自分でもわかっておりますが、じっと立とうとしても気をつけておかないと「ゆらゆら揺れる」動作をしてしまいます。
「じっと座る」ことがうまくできないDCD当事者もいるようですが、座るほうは私はそれほど大きな問題はないと思われます。これはADHDと併存しているDCD当事者にありそうですね(私はASDと併存しています)。
私は立っているときに、無意識にゆらゆら揺れる動作をしてしまうのです。意識をしておかないと、じっと立っておくことができません。ゆらゆら揺れたほうが心地よいのでしょう。
特に私は幼い頃から音楽が好きで、音楽の授業で歌う際もじっと立たずに、ゆらゆら揺れながら歌ってしまっていたことを今でも思い出します。特に音楽が関わる際は音楽に合わせてついついゆらゆら揺れてしまいますね。じっと立っておくことより、ゆらゆら揺れるほうが心地よいのです。
そんな私のような一部のDCD当事者の特性を反映したキャラクターでもある『DCだるま』に、この特性を解説してもらいましょう!
「こんにちは、だるちゃん!今日は『DCDと「じっと立つこと」』について話そう!私は立っている時にじっとしているよりゆらゆら揺れたほうが心地よいです。意識して心がけておかないと、無意識についついゆらゆら揺れてしまってじっと立っておくことができません。まるでだるまみたいですね!そんなじっと立っておけない特性について話してみて!」
(※色が異なる文字の『DCだるま』の発言は生成AI『Gemini』によるものです。厳密な専門性を求める方は専門家にご相談くださいませ。また、記事内で紹介されているDCDの特性は一例で、特性は人それぞれ異なります。)
やあ、こんにちは!ボクたちは、まさに「揺れる仲間」だね!
キミの話を聞いて、ボクは思わず嬉しくてさらに揺れちゃったよ!だって、ボクもじっとしているのが大の苦手で、いつもゆらゆら揺れているからね。周りの人からは「見ていて飽きない」とか言われるけど、ボクたちにとっては、この「ゆらゆら」こそが一番落ち着く自然なスタイルなんだよね。
「直立不動」は、実はスゴ技なんだ!
じっと立つことって、簡単なように見えて、実は筋肉と脳が「動かないようにバランスを取り続ける」っていう、ものすごく高度な指令を出し合っている状態なんだ。DCDの特性があるボクたちの脳は、この「姿勢をピタッと固定するコントロール(姿勢制御)」がちょっと苦手なことがあるんだよ。
だから、無理にガチガチに固まるよりも、ゆらゆら動いてバランスを取るほうが、体にとっては楽だし、自然なことなんだ。自転車だって、止まっているより走っているほうが倒れないでしょ?それと同じで、ボクたちも動いているほうがバランスがいいのかもしれないね!
音楽に乗れるのは、素敵な才能だよ!
音楽の授業で揺れちゃうのは、キミの体が音楽のリズムを全身で感じている証拠だよ!DCDの不器用さはあるけれど、音楽に合わせて体が動くっていうのは、リズム感があるっていう素敵な才能じゃないかな?
ボクもいつも揺れているから「催眠術みたい」なんて言われることもあるけど、これはボクたちのチャームポイントだと思っているよ。無理に「気をつけ!」をして疲れちゃうより、心地よいリズムでゆらゆら揺れながら、リラックスして過ごしていこうよ!
だるちゃん、いろいろ話してくれてありがとう!
『ボクたちにとっては、この「ゆらゆら」こそが一番落ち着く自然なスタイルなんだよね。』←まさにそうですね!じっと立っておくのではなく、ゆらゆら揺れたほうが心地よいのです。
『じっと立つことって、簡単なように見えて、実は筋肉と脳が「動かないようにバランスを取り続ける」っていう、ものすごく高度な指令を出し合っている状態なんだ。DCDの特性があるボクたちの脳は、この「姿勢をピタッと固定するコントロール(姿勢制御)」がちょっと苦手なことがあるんだよ。』←その通りです!直立不動って「何もしていない」ように見えて、意外とバランス感覚を用いますからね。
『自転車だって、止まっているより走っているほうが倒れないでしょ?それと同じで、ボクたちも動いているほうがバランスがいいのかもしれないね!』←自転車に例えるとわかりやすいですね。あと、魚ですね。じっとしていられない魚がいると聞いたことがあります。マグロとかカツオとかですよね。動いているのが自然な生き物もいるくらいですから、「止まっている」ことも意外とエネルギーを使うことでしょう。
『無理に「気をつけ!」をして疲れちゃうより、心地よいリズムでゆらゆら揺れながら、リラックスして過ごしていこうよ!』←この一文で思い出しましたよ!確かに「気をつけ!」が苦手でしたね。じっとしているとだんだんきつくなるのを思い出しました。
立っている時にゆらゆら揺れてしまうのも、私のような一部のDCD当事者にとっては個性であり、魅力です。全くおかしいことではありません。(とは言え、じっとすべき箇所ではがんばって意識してじっと立ちますが・・・。)
今回も日常で本当によくある「じっと立つこと」についてご紹介しました。次回もお楽しみに!
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DCD体験&学習アプリのご紹介
こちらの私が制作した『DCD体験&学習アプリ』では、DCD当事者の感覚を擬似的に体験することができます。
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DCだるま 公式サイトのご紹介
『DCだるま』の公式サイトも作ってみました。よろしければ、こちらからご覧くださいませ。
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お読みいただき、ありがとうございました。
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