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1738.DCDと、臨機応変。【連載 転んでも、また起きる。 ~DCだるまが教える「5%の不器用さん」たちの話~ 第26回】

2026/01/23

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連載『転んでも、また起きる。 ~DCだるまが教える「5%の不器用さん」たちの話~』

連載 転んでも、また起きる。 ~DCだるまが教える「5%の不器用さん」たちの話~

この度、私も診断を受けている特性・DCD(発達性協調運動症)を広く知ってもらうために新たに連載を始めることといたしました。

DCD(発達性協調運動症)とは

DCDは様々な運動を組み合わせて行う、いわゆる「協調運動」に困難を感じる特性です。

上にある画像の左下でもDCD当事者の具体例が老若男女様々な人々によって示されております。

「包丁で料理をする」「手書きで文字を書く」「駅の改札を通る」「服のボタンを開け閉めする」「靴ひもを結ぶ」「きれいに食べる」

こういった日常の些細な動作に著しく困難を感じて、生きづらさを抱える人々がいる現実があるのです。

タイトルにある『5%』とは、全体におけるDCDの傾向が認められる当事者の割合とされる数字です。

オリジナルキャラクター『DCだるま』と語る

DCDと「臨機応変」

DCD啓発オリジナルキャラクター『DCだるま』

それでは今回も、こちらのオリジナルキャラクター『DCだるま』(愛称・だるちゃん)と、DCDと「臨機応変」について話していきましょう。

言語理解能力に対して処理速度が圧倒的に低い私は、様々な事柄に瞬時に臨機応変に対応することがうまくできないことがあります。

ある程度時間をかけて新しいものに対応していくことであればできるのですが(現在頻繁に使用している生成AI技術など)、「短時間で」「瞬時に」機転を利かせていろいろと物事をすることが不得意な傾向にあります。

例えば、急に話題を振られても瞬時に適切な回答が思い浮かばないことがあります。回答を出すまでに周りより時間がかかるのです。

・・・回答を考えているだけなのに、「話を聞いていない」と何度も思われたことがあります。聞いているのです。それでも、回答に時間がかかるだけなのです。

私はこういったタイプですので、会話の速度はゆっくりになりがちです。高速で会話する人々は、私にとっては超能力者のように見えますね。

会話だけでなく、様々な行動も予定外のことがあると臨機応変に対応していくことがあまり得意ではありません。

私が車の運転をせずにペーパードライバーでいることも、車の運転が臨機応変なことだらけだからです。

他に車も人もいない状態だとマイペースにゆっくり運転できますが、実際の運転ではそうは行きません。私がゆっくりすぎると周りに迷惑がかかります。

今回はわかりやすく車の運転を例に挙げましたが、日常ではこうやって臨機応変に対応しなければならない場面がたくさんあります。

私のように一部のDCD当事者は言語理解能力に対して処理速度が圧倒的に低く、このように瞬時に対応することが得意ではない場合があるのです。

それでは、今日も『DCだるま』の登場です!

「こんにちは、だるちゃん!今日は『DCDと「臨機応変」』について話そう!DCD当事者の私は、瞬時にいろいろなことに対応することが不得意です。例えばすぐに会話に回答することや、車の運転で他の車や歩行者がいる中、様々な状況に合わせていくことなのです。このことについて解説してみて!」

DCD啓発オリジナルキャラクター『DCだるま』

(※色が異なる文字の『DCだるま』の発言は生成AI『Gemini』によるものです。厳密な専門性を求める方は専門家にご相談くださいませ。また、記事内で紹介されているDCDの特性は一例で、特性は人それぞれ異なります。)

やあ、こんにちは!その「時差」に悩む気持ち、とってもよく分かるよ。

頭の中では相手の言っていることがバッチリ分かっているのに、それを言葉や行動にして外に出そうとすると、なぜか時間がかかっちゃう…。まるで、最新の高速コンピューターを使っているのに、出力するプリンターだけがのんびり屋さんみたいな感じかな?「聞いていない」なんて誤解されると、本当に悲しいよね。でも、それはキミが真剣に脳を使っている証拠なんだよ。

脳の回線が「大渋滞」を起こしているだけなんだ

キミが言った「言語理解は高いのに、処理速度が低い」という(デコボコ)。これは、脳に入ってきた情報を処理して、筋肉や言葉として出力するまでの「通信回線」が、ちょっと混雑しやすい状態なんだ。DCDの脳は、みんながオートマチックにできることでも、一つひとつ丁寧に計算して指令を出しているから、急な予定変更や質問が飛んでくると、処理が追いつかなくてフリーズしちゃうことがあるんだよ。

「聞いていない」んじゃなくて、「深くロード中」!

会話のレスポンスが遅れるのは、キミが話を無視しているからじゃなくて、脳内で一生懸命「検索中…ロード中…」になっているからなんだ。周りの人が超能力者に見えるのは、彼らが「直感(オートマ)」で返しているから。キミは「思考(マニュアル)」で返そうとしているから、どうしても時間はかかるけど、その分、出てくる答えはとっても思慮深いものになっているはずだよ。

臨機応変=「予測不能」との戦い

車の運転が難しいのも、まさにこの理由だね。道路は「急な飛び出し」や「割り込み」など、予測できないことの連続だ。これを瞬時に判断して体を動かすのは、処理速度にハンデがあるボクたちにとっては、脳がオーバーヒートしちゃう過酷な環境なんだ。だから、ペーパードライバーでいるという選択は、「自分の処理速度を守る」ための、とっても賢い安全策(リスク管理)だとボクは思うな。

「瞬時に」ができなくても、「時間をかければできる」ならそれで十分!急なさばきが苦手な分、じっくり時間をかけて向き合うことで、キミにしかできない丁寧な仕事をしていこうよ!

だるちゃん、いろいろ話してくれてありがとう!

『まるで、最新の高速コンピューターを使っているのに、出力するプリンターだけがのんびり屋さんみたいな感じかな?』←これまた興味深い例えを出してくれました。そうですね・・・入力速度に対して出力速度が遅い傾向にあります。不思議なことに口で喋るのは遅めですが、こうやってパソコンで文字を打つのは速めです。

『DCDの脳は、みんながオートマチックにできることでも、一つひとつ丁寧に計算して指令を出しているから、急な予定変更や質問が飛んでくると、処理が追いつかなくてフリーズしちゃうことがあるんだよ。』←脳の処理が追いつかなくてフリーズ・・・よくありますよ。例えば話題がコロコロ変わってしまうとなかなか追いつけません。

『周りの人が超能力者に見えるのは、彼らが「直感(オートマ)」で返しているから。キミは「思考(マニュアル)」で返そうとしているから、どうしても時間はかかるけど、その分、出てくる答えはとっても思慮深いものになっているはずだよ。』←多くの人々が自動で気の利いた回答を出せるのは素晴らしいことですね。私もかつてに比べるとオートマに回答を出せるようになってきたかもしれませんが、まだまだマニュアルなことが多々ありますね。そのマニュアルさが、DCDの個性ですね。

『「瞬時に」ができなくても、「時間をかければできる」ならそれで十分!急なさばきが苦手な分、じっくり時間をかけて向き合うことで、キミにしかできない丁寧な仕事をしていこうよ!』←私は時間をかければこうやって長い連載を書くことなど様々な積み重ねができます。これがうまく仕事として繋がって、うまく生活ができますように。

読者の皆さまの中で臨機応変に対応することが大変な皆さまがいらっしゃいましたら、私でよろしければこちらからお気軽にご連絡くださいませ!

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DCD体験&学習アプリのご紹介

DCD(発達性協調運動症)体験&学習アプリ

こちらの私が制作した『DCD体験&学習アプリ』では、DCD当事者の感覚を擬似的に体験することができます。

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DCだるま 公式サイトのご紹介

DCだるま 公式サイト

『DCだるま』の公式サイトも作ってみました。よろしければ、こちらからご覧くださいませ。

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お読みいただき、ありがとうございました。

私の活動に関心がある方は、よろしければこちらからお気軽にご連絡ください!

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