1786.【エッセイ】『川端通商店街』
2026/03/08
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『川端通商店街』
私は様々な街を訪れた際に、その街を歩いて回ることが好きである。
SUPER BEAVERのライブに参加するために先日福岡を訪れた際も例外ではない。福岡市内の様々な街並みを歩いて回った。
今回の福岡旅の目的であるライブ会場のマリンメッセ福岡から大名にあるホテルまで歩いて帰ったわけだが、都会的な夜景の街並みは実に雰囲気があった。
大名が「若者の街」という予備知識がないままホテルを予約したので、ライブ前にチェックインした際に大名付近があまりにも若者に溢れていて驚いた。私の地元・長崎市は高齢化が著しいこともありこれほどまでに「若者だらけ」な光景を見ることは新鮮であった。同時に、既に三十路を過ぎて2年あまりとなった自分がいかに年をとったかを改めて感じた。
次の日の朝、大名のホテルをチェックアウトして博多駅まで歩いた。
天神の街並みはやはり大都会である。同じ長崎県の佐世保が発祥の地であるクリスタルキングの名曲『大都会』の舞台はやはり福岡らしいので、都会的な街並みとともに脳内再生された。前日参加したライブでは普段出せない高音が出て自分に驚いたが、さすがに『大都会』のあのハイトーンボイスを地声で原曲キーで歌うことは「無理ゲー」であろう。
中洲あたりで、なぜか地面に『ばいきんまん』のタイルを見つけた。アンパンマン、懐かしいなぁと見上げてみるとそこには『福岡アンパンマンこどもミュージアムinモール』があった。私のように子どもの頃にアンパンマンに慣れ親しんだ世代が、もう親世代である。私も将来子どもが出来たらここは訪れたいと思った。
アンパンマンミュージアムのすぐ近くに、「入口」があった。
入口を入ると、そこには昔ながらの博多の街並みが広がっていた。『川端通商店街』である。
天神や博多駅付近は本当に大都会で現代的であるが、この商店街には懐かしい雰囲気があった。
午前9時台に歩いたので、まだまだ開いている店は少なく静かな時間が広がっていた。そこら中から豚骨ラーメンの匂いがした。お昼の開店に向けてスープの仕込みをしていたのだろう。豚骨ラーメンを楽しみにしている博多の人々の顔が思い浮かんだ。
現代的な大都会の街並みも好きであるが、こういった昔の香りを色濃く残す商店街を歩くと強い安心感に包まれる。
私がこの商店街を知ったのは3年前の沖縄旅行の帰りがけに福岡市内を歩き回ったことがきっかけである。
3年前にここを歩いた際はBGMであいみょんの『愛の花』が流れており、懐かしさも感じさせるあいみょんの楽曲なので商店街の空気に非常に馴染んでいたことが今でも思い出される。
そして今回もぜひここを歩きたいと思って歩いたわけだが・・・、やはりこの商店街からは、歴史ある商人の町・博多の重厚な年月を感じ取ることができるかもしれない。
川端通商店街を抜けてからは、お櫛田さん(櫛田神社)でお参りを済ませて博多駅へと向かった。
帰宅後、『御供所町』の存在を知った。お寺が立ち並んでいることもあり、ここでも昔ながらの博多の街並みを味わうことができることだろう。次回博多を訪れた際には可能であればここも歩いてみたいものである。
こちらはその時に撮影した写真である。『博多弁番付』と称して、様々な博多弁を味わい深いイラストとともに紹介していたうちの一枚である。
どうやらこの商店街の名称『川端中央商店街』は、この写真に書いてある『上川端商店街』と『川端中央商店街』の2つを合わせた総称だそうだ。
『たっぱいのよか』、お相撲さんのように「体格が良い」ことを表す言葉だと思われる。
相撲が好きな私は、本日から始まる大相撲春場所を楽しみにしている。かつての大関だった魁皇関(現在の浅香山親方)や同じく大関だった琴奨菊関(現在の秀ノ山親方)のように、再び福岡県出身の関取が出てきたらこの商店街の人々も応援することだろうなぁと微笑んだ。
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