1469.【エッセイ】『雨の匂い』
2025/06/11
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『雨の匂い』
今年も、梅雨がやってきた。
6月、殊に梅雨入りしてしまうとどうしても雨の天気であることが多くなってしまう。
外は暗い。そして外を歩く際は傘が必要になるなど何かと不便な季節ではあるが、毎年梅雨はやってくる。
毎年やってくるとわかってはいながらも、どうしても晴れではない日が続くと良い気分ではない。
・・・ただ、雨ならではの楽しみ方もある。
例えば、「雨の匂い」だ。
雨に濡れた土の匂い・・・、雨に濡れたアスファルトの匂い・・・。
梅雨の時期特有の蒸し暑い空気も含んだ独特の匂いだ。
この匂いがすると、改めて梅雨を感じることができる。
私は匂いで季節を感じることが好きなのだが、この匂いにより「ああ、梅雨が来たんだな。」と思うことができるのだ。
・・・この匂いがする中、ゆっくりと目を閉じて深呼吸をしてみる。
この匂いを含んだ空気を吸い込むとともに、雨音が聞こえてくる。
ほどほどの雨による雨音は、聴いていると心地よい。
そして息をゆっくり吐き出すと、気分が整った気がする。
よし、今年も梅雨ならではの雰囲気を感じていこう。
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お読みいただき、ありがとうございました。
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