山田隆一公式サイト

1470.【エッセイ】『蛍光色』

2025/06/12

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『蛍光色』

かつての私は、暗かった。

暗く、卑屈で、ひねくれ者であった。

そんな私だったので、着る服も派手な色を選ぶことはなかった。

・・・しかし現在はいろいろあり、少しは明るい性格になった。

それは着る服の色にも表れて来ている。

赤やオレンジなど、明るい色の服も着るようになった。

そしてこれは部屋着としてだが・・・、蛍光色の黄色のTシャツも着るようになった。

最近手に入れたこのTシャツ・・・、照明や太陽の光に当たると光り輝く。文字通り蛍光色なんだなぁと思う。

朝日に当たっていると、Tシャツが反射してまるで黄金色になる時がある。

・・・かつての暗かった私だと部屋着ですら着なかったであろうこの蛍光色のTシャツが光り輝いている様子に、私は笑みを浮かべた。

このTシャツを部屋着としているのは・・・、ただでさえ背が高くて目立つ私がこれを着て出歩くとより目立つからだ。

ちなみに夏場はポロシャツを着て出かけることが多い。蛍光色のポロシャツで気に入ったものがあったら・・・、今の私なら購入し、着ることになるかもしれない。

服をいろいろと考えて着るのも、楽しい。

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お読みいただき、ありがとうございました。