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1578.ヴェネツィア本島の大動脈、カナル・グランデ(大運河)。【ヴェネツィア ~第二の故郷~ 第14回】

2025/09/13

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ヴェネツィア ~第二の故郷~

ヴェネツィア ~第二の故郷~

私はイタリアの「水の都」と呼ばれる街、ヴェネツィアに約1年間留学した経験があります。

『ヴェネツィア ~第二の故郷~』と題した本企画は、私がヴェネツィア留学の思い出をヴェネツィア出身という設定のオリジナルキャラクター「マルコ」「キアーラ」とともに語っていく企画です。

それでは今回も前回に引き続き、マルコとキアーラにいろいろと語っていただきましょう。

カナル・グランデ(大運河)

14回目の今回は「カナル・グランデ(Canal Grande、大運河)」について書いてみます。

ヴェネツィア本島の真ん中をS字に流れている大きな運河が、カナル・グランデです。

こちらの画像はカナル・グランデから見たリアルト橋です。

それでは、今回もマルコとキアーラのお二人にカナル・グランデについて解説していただきましょう。

マルコとキアーラによる解説

ヴェネツィアのカナル・グランデ(大運河)で笑顔のマルコとキアーラ。

(画像はイメージです。)

※これらのキャラクターのイラストはChatGPTにより制作したものです。セリフの文章もChatGPTで生成したものに私が手を加えております。解説される歴史的内容は諸説ある場合があります。参考程度にご覧くださいませ。

この色が右にいる男性・マルコの発言です。

この色が左にいる女性・キアーラの発言です。

そしてこの色は私による文章です。

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チャオ、マルコ!チャオ、キアーラ!ヴェネツィア本島を流れる大運河のカナル・グランデはどこから観ても絶景ですよね。ヴェネツィアの歴史ある街並みに流れる大運河を渡る船たちを眺めているだけでも時間がどんどん過ぎていきます。そんなカナル・グランデについて解説してみてください!

チャオ!今日はヴェネツィアの大動脈、カナル・グランデについて語ろうじゃないか。ヴェネツィア本島を大きくS字に走る全長およそ3.8キロの大運河で、まさに「水の都」の象徴だよ。船に乗って運河を進むと、まるで美術館の回廊を漂っているような気分になるんだ。

そうね、マルコ。カナル・グランデはただの運河じゃないわ。両岸には、13世紀から18世紀にかけて建てられた壮麗な宮殿や教会がずらりと並んでいて、それぞれがヴェネツィアの歴史と繁栄を物語っているの。カ・ドーロ(黄金の館)やカ・レッツォーニコ、サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂など、有名な建築が目白押しよ。

その通り!特にサルーテ聖堂は、カナル・グランデの入り口に堂々と建っていて、ヴェネツィアに来た人を迎えるシンボルのようだね。ペストから街を救ったことに感謝して建てられたこの教会は、ヴェネツィア市民の信仰心と芸術性を象徴しているんだ。

そして、運河を渡る橋も忘れちゃいけないわね。リアルト橋はもちろん、アカデミア橋やスカルツィ橋、そして新しくできた憲法橋。これらの橋を渡るとき、運河に浮かぶゴンドラやヴァポレット(水上バス)が行き交う光景を見下ろすことができて、本当に「絵になる瞬間」ばかりなの。

ああ、ヴァポレット(水上バス)に乗って運河を端から端まで移動するのもおすすめだね。特に1番線に乗れば、サンタ・ルチア駅からサン・マルコ広場近くまで、運河沿いの名所を全部眺めながら移動できるんだ。観光ガイドなんてなくても、目の前に歴史がどんどん流れていく感じだよ。

夜のカナル・グランデも素敵よね。ライトアップされた宮殿の窓から光が漏れて、水面に揺れる光景はとても幻想的。昼間の賑やかさとは違って、静かでロマンティックな雰囲気に包まれるわ。まるで時間が止まったような感覚になるの。

そうそう!僕なんかは、夕暮れ時にゴンドラで運河を進むのが一番好きだな。空がオレンジから紫に変わっていく中で、歴史ある建物のシルエットが浮かび上がる。その瞬間は、まるで映画のワンシーンに入り込んだような気分になるんだ。

それにカナル・グランデは単なる観光地じゃなくて、今も生活の舞台なのよね。地元の人たちはヴァポレットで通勤したり、運河を使って荷物を運んだりしている。観光客にとっては夢のような光景でも、ヴェネツィアの人々にとっては日常そのものなのよ。

まさに「生きている歴史」だね。宮殿や教会に目を奪われがちだけど、行き交う船や生活する人々を眺めると、カナル・グランデが今もヴェネツィアの心臓であり続けていることがわかるんだ。観光と日常が絶妙に溶け合っている運河だよ。

だから私は、カナル・グランデを歩くように船でゆっくり進むのが大好きなの。歴史、芸術、生活、そのすべてが水の上で出会う場所――それがカナル・グランデなのよね。

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マルコ、キアーラ、グラツィエ!(ありがとう!)

そうですね・・・。カナル・グランデをヴァポレット(水上バス)で進むと様々な教会や橋があってそれに加えてヴェネツィアの日常的な風景も見ることができますので、なかなかの情報量です。特にリアルト橋やアカデミア橋など、大きな橋の下をくぐる瞬間は迫力満点です!

カナル・グランデの虹。

私の記事に度々登場するこちらの私が撮影した虹の写真に写る運河も、カナル・グランデです。向こうに見える橋が解説でも出てきたスカルツィ橋です。

こちらが、まさに私が写真を撮影したあたりのサンタ・ルチア駅付近のヴァポレット乗り場のストリートビューです。このストリートビューをまっすぐ進んでいくと、擬似的にカナル・グランデの旅を楽しむことができます。

しばらく進んでみました。このように歴史的な街並みとともに大きな運河を進んでいく様子はストリートビューでも圧巻ですね!

このようにヴェネツィアらしくゴンドラに遭遇することもあります。皆さまもよろしければ、良いストリートビューでの旅を!

YouTubeにはこのように、ヴェネツィアの街並みの動画をアップロードしている方もいらっしゃいます。この動画はカナル・グランデを往復している動画です。ゆったりと景色を眺めているだけでもリラックスできます。

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それではまた次の回で。チャオ!

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お読みいただき、ありがとうございました。

ヴェネツィアのことでお尋ねしたいことがございましたら、私でよろしければこちらからお気軽にどうぞ!