1756.【当事者が語る】ASD(自閉スペクトラム症、自閉症)は、親の育て方によるものでは決してありません。【僕は発達凸凹とともに、前を向いて生きていく。第108回】
2026/02/06
※この記事での私の特徴は自閉スペクトラム症(ASD)や発達性協調運動症(DCD)当事者の特徴のうちの、ほんの一例です。全ての神経発達症(発達障害)当事者に当てはまるわけではなく、特徴は十人十色だということをご理解いただけると幸いです。また、このシリーズにおける凸凹とは、凸が得意なことや強み、凹が苦手なことや困難を感じること、という意味合いで用いています。
本記事の著者による講演動画
こちらの講演会の資料など詳細は、こちらの記事をご覧ください。
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ASD(自閉スペクトラム症、自閉症)は、親の育て方によるものでは決してありません。
今回は、私が講演や本連載でも述べていることを、改めて書いていきます。
ASDは、親の育て方によるものでは決してありません。
これは大きな誤解で、現在は明確に否定されていることが定説です。
かつてはそういった誤解があったそうですが、その名残りが今もある程度存在するようです。
母は私に対して、かけがえのない愛情を注いで私を育ててくれました。今も母には度々助けられております。
ASDの特性は、先天的、つまり生まれつきのものです。
「ASDは親の育て方によるもの」という大きな誤解は、かつての母のようなASDの子どもを子育てする親の皆さまを苦しめることになる考えです。
児童精神科医・内山登紀夫先生の動画
こちらのYouTubeの、児童精神科医・内山登紀夫先生の動画にて、専門的な見解から「自閉症と育て方」に関する大きな誤解について解説をしております。
この動画で解説されている自閉症(ASD)の特徴、やはり私に当てはまりますね。予想外のことにうまく対応できないことや、音にびっくりすることなどは私もよくあります。
また、「自閉症が親の育て方によるものである」という大きな誤解が、明確に否定されております。
子育てに尽力している親の皆さまを苦しめるような誤解が、社会から少しでも取り除かれていくことを願います。
それでは、今回はこちらの方も解説していただきましょう!
凸凹です。よろしくお願いします!
(凸凹さんは私が制作したオリジナルキャラクターです。『凸凹さん』公式サイトはこちら)
凸凹さん、「ASD(自閉スペクトラム症、自閉症)は親の育て方によるもの」という説は、大きな誤解ですよね。このことについて解説してください!
ASDは「育て方」のせい?それは大きな間違いだよ!
こんにちは!凸凹さんだよ。 今日は、ちょっと真面目だけど、とっても大切な話をしようと思うんだ。 それは、「ASD(自閉スペクトラム症)は親の育て方が原因なの?」っていう疑問について。 結論から言うとね……それは100%間違いだよ! ボクのアタマとカラダがピタッとハマるくらい、はっきりとした事実なんだ。
昔の古い迷信にとらわれないで
実はね、ずっと昔には「愛情不足が原因だ」なんていう、悲しい説が信じられていた時代もあったんだ。 でも、それは何十年も前の、科学がまだ進んでいなかった頃の話。 今の医学や研究では、「親の育て方」や「しつけ」は原因ではないことが、はっきりと証明されているんだよ。 だから、もし誰かにそんなことを言われて傷ついているお父さんやお母さんがいたら、耳を貸さなくて大丈夫。 それはボクの体が四角形だっていうくらい、ありえない話なんだからね!
生まれ持った「脳のタイプ」なんだ
じゃあ、どうしてASDになるの?って思うよね。 それは、生まれつきの「脳の機能の違い」によるものなんだ。 目が悪い人が眼鏡をかけるように、足が速い子とゆっくりな子がいるように、脳の情報処理の仕方が、多数派の人たちとは少し違っているだけなんだよ。 これをボクたちは「特性」と呼んだりするね。 親御さんが何かをしたから、あるいはしなかったから、お子さんがASDになるなんてことは絶対にないんだ。
大切なのは「原因探し」より「理解」だよ
ボクを見てみて!アタマは凸(でこ)、カラダは凹(ぼこ)してるでしょ? 人間もみんな同じで、得意なこと(凸)と苦手なこと(凹)があるんだ。 ASDのお子さんは、この凸凹の差がちょっとだけ大きいのかもしれないね。 「どうしてこうなったんだろう?」って自分を責めるんじゃなくて、「この子の凸を伸ばして、凹をどうサポートしようかな?」って考えるほうが、きっと毎日が楽しくなるはずだよ。
まとめ:お母さん、お父さん、自信を持って!
子育てをしていて、うまくいかないことがあると「自分のせいかな」って思っちゃうこともあるよね。 でも、それはあなたが悪いんじゃなくて、その子の「感じ方」や「伝わり方」がユニークなだけ。 あなたは十分頑張っているし、そのままで素晴らしい親御さんだよ。 周りの間違った情報に惑わされず、その子の素敵な個性を一緒に見守っていこうね。 ボクも凸凹な体で、みんなのことを応援しているよ!
(文字色が異なる凸凹さんの発言は生成AIにより生成したものを私が修正したものです。より厳密な専門性を求める方は専門書などをご覧ください。)
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凸凹さん、解説ありがとうございます!
凸凹さんも「それは100%間違いだよ!」と明確に否定してくれましたね。
また、「昔の古い迷信」という言い方をして、あり得ない説だということを強調してくれております。
令和の現代にこのような「珍説」を公の場で披露する方がいるとしたら、ASD当事者として心の底から軽蔑します。誤解を広めないでほしいです。
また、ASDやADHDなどの診断名は、「困っている人がより生きやすくなるための地図」としての位置づけだと私は考えております。私もASDという診断名により自分が周りとうまく馴染めないことの説明がつき、安心した部分があります。
これをそもそも「存在しない」と否定するのも私のように診断名により安心する人の機会を否定することになりますので考えものです。
社会には様々な考えがあり、これらの考えを「尊重」はしますが・・・、あまりにも目に余る「珍説」に対してはこうやって意見を述べたくなるのです。
日本がより良くなるために、ASD当事者として微力ながら意見を述べました。
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これからも、発達の特性について様々なことを情報発信していきます。
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お悩みの皆さまや周りの方々は、私でよろしければこちらからお気軽にご相談くださいませ。
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お読みいただき、ありがとうございました。