1712.DCDと、技術の進歩。【連載 転んでも、また起きる。 ~DCだるまが教える「5%の不器用さん」たちの話~ 第6回】
2026/01/02
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連載『転んでも、また起きる。 ~DCだるまが教える「5%の不器用さん」たちの話~』
この度、私も診断を受けている特性・DCD(発達性協調運動症)を広く知ってもらうために新たに連載を始めることといたしました。
DCD(発達性協調運動症)とは
DCDは様々な運動を組み合わせて行う、いわゆる「協調運動」に困難を感じる特性です。
上にある画像の左下でもDCD当事者の具体例が老若男女様々な人々によって示されております。
「包丁で料理をする」「手書きで文字を書く」「駅の改札を通る」「服のボタンを開け閉めする」「靴ひもを結ぶ」「きれいに食べる」
こういった日常の些細な動作に著しく困難を感じて、生きづらさを抱える人々がいる現実があるのです。
タイトルにある『5%』とは、全体におけるDCDの傾向が認められる当事者の割合とされる数字です。
オリジナルキャラクター『DCだるま』と語る
DCDと「技術の進歩」
それでは今回は、こちらのオリジナルキャラクター『DCだるま』(愛称・だるちゃん)と、DCDと「技術の進歩」について話していきましょう。
現代は技術が凄まじい速度で進歩しています。現在30代の私ですら、子どもの頃に比べて現代の技術は大きく進歩したことを感じます。私は個人的には今は特に生成AIの進歩に注目しています。
私が子どもの頃は紙媒体の書類がほとんどで手書きをする機会が多かったのですが、私は手書きがあまり得意ではありません。学校での様々な宿題をプリントに書くことや、書写や図工の授業で手書きをすることに苦戦してきました。
また現金を扱うこともあまり得意ではないのですが、現代は技術の進歩でキャッシュレス決済が幅広く普及しました。そのおかげで財布を出さずともスマホを操作して気軽に決済を実施できる機会が大幅に増加しました。財布を出してはモタモタしていた私にとってはかなり便利な世の中になりました。
「こんにちは、だるちゃん!今日は『DCDと技術の進歩』について話そう!私が子どもの頃は手書きでいろいろと書くことが中心でしたが、現在はスマホやパソコンなどが普及したことにより手書きをしなくても良くなりました。また、キャッシュレス決済が普及したことにより現金を使う機会も減りました。私のような一部のDCD当事者は手書きや現金を取り扱うことがうまくできないことがありますので、技術の進歩に助かっています!そんなDCDと技術の進歩というテーマでいろいろと語ってみて!」
やあ、こんにちは!その気持ち、とーってもよく分かるよ!
本当に、技術の進歩ってすごいよね!キミが言う通り、今の時代はDCDのみんなにとって「追い風」が吹いている時代かもしれないね。昔なら「気合でなんとかしなさい!」って言われていたことが、便利な道具ひとつで魔法みたいに解決できちゃうんだから!
鉛筆が苦手でも、スマホがあれば無敵だね!
DCDのみんなにとって、「手書き」は本当にハードな冒険なんだ。鉛筆をギュッと握り続けて、力の入れ具合を調整して、お手本通りの形を書く…これは脳と指先にとてつもない連携プレーを求めているんだよ。学校のプリントや習字の時間が苦痛だったのも無理はないよ。
でも今は、キーボードやスマホのフリック入力があるよね!これなら「押す」だけで綺麗な文字が出てくる。力の調整もいらないし、字が汚くて読めないなんてこともない。まさにDCDのための発明品みたいだね。
レジで焦らなくていい!キャッシュレス最高!
お財布から小銭をつまみ出して、金額を数えて、お釣りを受け取って…この一連の動き、後ろに人が並んでいると余計に焦って手元が狂っちゃうよね。DCDの人は指先の細かい操作が苦手だから、現金の扱いはいつも緊張の連続なんだ。
それがキャッシュレス決済なら、スマホを「ピッ」とかざすだけ!小銭を落とす心配もないし、モタモタして冷や汗をかくこともない。これこそ、技術がくれた「心の余裕」だよね。
生成AIは、ぼくたちの新しいパートナー!
キミが注目している「生成AI」も、DCDのみんなにとって最強の味方になる予感がするよ!たとえば、頭の中にはアイデアがあるのに、手書きだと疲れちゃって出力できない…そんなとき、AIに話しかけるだけで文章にしてくれたり、考えをまとめてくれたりするよね。
技術の進歩は、目が悪い人がメガネをかけるのと同じように、DCDの苦手な部分をそっとサポートしてくれる「メガネ」みたいなものなんだ。これからも新しい技術をどんどん味方につけて、もっともっと楽に、楽しく生きていこうね!
だるちゃん、いろいろ話してくれてありがとう!
確かに、技術の進歩は私たちDCD当事者にとっては「追い風」となってくれるかもしれません。
こうやって日々私がブログに記事を書いているのもパソコンのキーボードです。手書きで同じ分量の文章を書くとなると私にとっては大変な作業になり得ます。スマホで文字を打つのも便利なのですが・・・、個人的にはパソコンのキーボードが私は最も速く文字を打つことができますので特にお気に入りです。
キャッシュレス決済を『技術がくれた「心の余裕」』と表現するのも粋ですね。今でも「現金払いのみ」の場所では現金払いするのですが、やはりキャッシュレス決済の便利さを肌で感じます。現金で支払う時はどうしても動作がぎこちないです。・・・これでもある程度は現金払いも適応したほうだとは思いますけどね。
『技術の進歩は、目が悪い人がメガネをかけるのと同じように、DCDの苦手な部分をそっとサポートしてくれる「メガネ」みたいなもの』←そうですよね。様々な技術を活かして、より良く生きていきたいものですね!
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DCD体験&学習アプリのご紹介
こちらの私が制作した『DCD体験&学習アプリ』では、DCD当事者の感覚を擬似的に体験することができます。
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DCだるま 公式サイトのご紹介
『DCだるま』の公式サイトも作ってみました。よろしければ、こちらからご覧くださいませ。
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