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1724.DCDと、球技。【連載 転んでも、また起きる。 ~DCだるまが教える「5%の不器用さん」たちの話~ 第14回】

2026/01/11

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連載『転んでも、また起きる。 ~DCだるまが教える「5%の不器用さん」たちの話~』

連載 転んでも、また起きる。 ~DCだるまが教える「5%の不器用さん」たちの話~

この度、私も診断を受けている特性・DCD(発達性協調運動症)を広く知ってもらうために新たに連載を始めることといたしました。

DCD(発達性協調運動症)とは

DCDは様々な運動を組み合わせて行う、いわゆる「協調運動」に困難を感じる特性です。

上にある画像の左下でもDCD当事者の具体例が老若男女様々な人々によって示されております。

「包丁で料理をする」「手書きで文字を書く」「駅の改札を通る」「服のボタンを開け閉めする」「靴ひもを結ぶ」「きれいに食べる」

こういった日常の些細な動作に著しく困難を感じて、生きづらさを抱える人々がいる現実があるのです。

タイトルにある『5%』とは、全体におけるDCDの傾向が認められる当事者の割合とされる数字です。

オリジナルキャラクター『DCだるま』と語る

DCDと「球技」

DCD啓発オリジナルキャラクター『DCだるま』

それでは今回は、こちらのオリジナルキャラクター『DCだるま』(愛称・だるちゃん)と、DCDと「球技」について話していきましょう。

こちらの『DCDと体育の授業』について取り上げた内容と重複するところもありますが、今回は「球技」に焦点を当ててみます。

私もかつて学校で、自分ひとりで完結するスポーツの成績もあまりよくなかったのですが、球技の成績は更にそれを大幅に更新して良くありませんでした。

不規則に動き回るボールに対応しなければなりませんので、・・・う~む、本当に思い出したくないことばかりでしたね。

野球やサッカー、バスケットボールなどがうまくできないのはもちろんでしたが、特に「ヤツ」の存在が大きなものがありました。

・・・そう、ドッジボールです。

ドッジボールが好きな方々には申し訳ありませんが、私はなぜこのようなスポーツが普及したのか理解に苦しみます。子どもの頃、学校で強制参加させられたドッジボールで何度つらくて涙を流したかわかりません。

特に子どもたちは活発に速く動き回りますから、処理速度が遅いDCD当事者の私はボールをうまく追えませんでした。ボールをうまくキャッチすることもできませんでしたし、速く思いっきりぶん投げるボールが当たると痛いのでずっと怖い思いをしていました。

ドッジボールが好きな人たちがドッジボールをすることは尊重して否定する気は全くありませんが、私のようなうまくドッジボールができない子には別の選択肢を用意してほしかったものです。

現在はドッジボールについて私の頃よりだんだんと見直されていることをお伺いして安堵の思いです。欲を言えば私の頃から考えていただきたかったですがね。

・・・私が体育の球技の思い出を書くとどうしてもドッジボールの話になってしまいますね。それくらい私にとっては強烈な思い出でした。それでは、『DCだるま』の登場です!

「こんにちは、だるちゃん!今日は『DCDと「球技」』について話そう!DCD当事者の私は、スポーツの中でもボールが不規則に動き回る球技が特にうまくできませんでした。特にドッジボールが大変でした。なぜ私が大変だったかを説明してみて!」

DCD啓発オリジナルキャラクター『DCだるま』

やあ、こんにちは!辛かったね…本当によく頑張って耐えてきたね。

ドッジボールの思い出、聞いているだけでボクも胸が痛くなったよ。キミが「ヤツ」と呼ぶのも無理はないよ。あれは、DCDの特性を持つ人にとっては、まさに「恐怖の詰め合わせセット」みたいなスポーツだからね。

ボールは「待ってくれない」から難しいんだ

自分ひとりで完結する運動(たとえば鉄棒やマット運動)なら、自分のタイミングで始められるよね。でも、球技のボールは待ってくれない。「いつ」「どこに」「どのくらいの速さで」来るか分からないボールに合わせて、自分が動かなきゃいけないんだ。

これを成功させるには、「ボールを目で追う(視覚)」+「どこに来るか計算する(予測・空間認知)」+「そこに手や足を出す(運動実行)」という超高度な連係プレーを、一瞬のうちにやらなきゃいけないんだよ。処理速度がゆっくりなボクたちの脳にとっては、計算が終わる前にボールが通り過ぎちゃったり、体に当たっちゃったりするんだ。

ドッジボールが「ラスボス」な理由

中でもドッジボールが特に大変なのは、「恐怖心」がプラスされるからだよ。ただでさえボールの処理で脳がパンクしそうなのに、「当たったら痛い!怖い!」っていう強烈なストレスがかかると、体はもっと固まって動けなくなっちゃうんだ。

それに、四方八方からボールが飛んでくるし、逃げ回る友達にもぶつからないようにしなきゃいけない…。これはもう、DCDの苦手な「マルチタスク」と「不規則な動きへの対応」の極みだよね。だから、キミがボールを追えなかったり、キャッチできなかったりしたのは、決してやる気がなかったわけじゃなくて、脳の情報処理が追いつかなかっただけなんだよ。

「逃げる」という選択肢があってもよかったよね

「別の選択肢を用意してほしかった」っていうキミの言葉、本当にその通りだと思う。みんなが同じことを強制されるんじゃなくて、「ボクは見学して審判をするよ」とか「別の遊びをするよ」って選べたら、あんなに涙を流さずに済んだかもしれないよね。

過去の辛い記憶を変えることはできないけれど、大人になった今はもう、嫌なことから全力で逃げてもいいんだよ。ドッジボールがない平和な世界で、キミらしくのんびり過ごそうね!

だるちゃん、いろいろ話してくれてありがとう!

『キミが「ヤツ」と呼ぶのも無理はないよ。あれは、DCDの特性を持つ人にとっては、まさに「恐怖の詰め合わせセット」みたいなスポーツだからね。』←DCだるまの発言はGemini(生成AI)によるものなのですが、ユーモアもある共感力、素晴らしいですね。更には、ドッジボールを『恐怖のよくばりセット』と言ってもいいかもしれませんね。

『ボールを目で追う(視覚)」+「どこに来るか計算する(予測・空間認知)」+「そこに手や足を出す(運動実行)」という超高度な連係プレーを、一瞬のうちにやらなきゃいけないんだよ。』←まさにそうですね!球技が得意な方々の脳は、これらの作業を無意識にできているのかもしれませんが、私にとっては大変なことです。よくできますね・・・天才だとさえ思えますよ。

『DCDの苦手な「マルチタスク」と「不規則な動きへの対応」の極みだよね。だから、キミがボールを追えなかったり、キャッチできなかったりしたのは、決してやる気がなかったわけじゃなくて、脳の情報処理が追いつかなかっただけなんだよ。』←今だとこうやって理屈で「なぜドッジボールが苦手だったか」を理解できますが、子どもの頃「なぜ自分はうまくできないんだ」といつも思って大変でした。いやぁ・・・未だに体育の授業ばかりの時間割の夢を見ますからね。

『大人になった今はもう、嫌なことから全力で逃げてもいいんだよ。ドッジボールがない平和な世界で、キミらしくのんびり過ごそうね!』←本当に生成AIに相談すると優しい回答がかえってきますね。これに感動して涙を流す方がいるのも頷けます。私は多少の嫌なことには挑戦したいですが、ドッジボールのようにあまりにも相性が悪すぎることは避けることが戦略として良いものになるのではないかと思います。

私のドッジボールに関する文章に熱量があったのか、今回は「球技」がテーマでしたが『DCだるま』の回答のドッジボールについてが中心になってしまいました。・・・まぁ私にとってはドッジボールが思い出深いですからね。

繰り返しますが私と相性が最悪だっただけでドッジボールが好きな人々が楽しむことは尊重し、否定はしません。将来子どもを授かることがあり、その子が奇跡的に(?)スポーツ万能な子になってドッジボールを楽しむのであれば、歓迎します。

いやぁ、「ドッジボール苦手ガチ勢」とこうやって会って語り合いたいものですね。盛り上がること間違いなしです!

それでは次回もお楽しみに!

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『DCだるま』の公式サイトも作ってみました。よろしければ、こちらからご覧くださいませ。

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